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アロマ空間デザインとは? 香りで彩られた世界を体験!

Aroma Design
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以前、アロマの資格で広がるビジネスフィールドにて、アロマの仕事にはたくさんの種類があります、ということをお伝えしました。今回はその中から、空間に合わせて香りをコーディネートする『アロマ空間デザイン』についてお届け! 実際の仕事内容をお伝えするとともに、アロマが効果的に使われた企画展を訪れることで、その魅力をたっぷりご紹介したいと思います!

それにしても、香りで空間をデザインするって、一体どうやってやるんでしょうね。調べてみたところ、高い技術を持つ専門家ならば、アロマオイルを独自にブレンドすることで、イメージやコンセプトを表現することができるのだそうです。例えば和風をコンセプトにした会場だったら、スギやヒノキなどの森林の香りをバランスよくブレンドして、ザ!日本!という万人共通のイメージに働きかけることができるんですって。なんだかちょっとわくわくしてきましたね。

どんな場所を演出するの?

それでは、具体的にどのような場所でアロマ空間デザインが行われているのか、その一例をちらりと覗いてみることにしましょう。

実際に導入されたアロマ空間デザインの例
【スポーツクラブのロッカールーム】清潔感あふれる石鹸の香り
【飲食店】柑橘系・ハーブ系・スパイス系など、食品をベースにした香り
【オフィスビルのエントランス】朝の目覚めを促すシトラスの香り
【婦人科クリニックの検査室】不安を軽減させるゼラニウムの香り
【イベントスペースのCO2削減キャンペーン】自然に優しい新エネルギーを森林の香りで表現
【夏期のチャリティーイベント】野外の暑さを和らげる、ミントを中心とした清涼感溢れる香り
【空港国際線ターミナル】特産品のみかんの香り など……

お店や施設の依頼を受けたり、企画展やイベントに使用されるなど、仕事の幅は実に多種多様ですが、いずれの場合も「クライアントのイメージアップのためにはどんな香りを選べば良いか?」または「その香りをインテリアや季節感と調和させるためにはどうしたら良いか?」といったことを主軸に、さまざまな工夫が凝らされています。
使用する香りは、植物から抽出された100%天然のエッセンシャルオイルで、それぞれ異なる効果効能が期待できます。しかし、場所や目的によっては、食品などの香料を使用して、香りの演出を行っている事例もあるようですね。

他の感覚器と異なり、嗅覚は脳にダイレクトに直結しています。人間がもっとも頼りにしているのは視覚情報ですが、なんとその次に記憶に残りやすいのは嗅覚なのだそう! 「いい香り」と感じる場所には自然と親しみが沸きますし、オフィスルームに導入すれば、仕事の効率化をはかることもできます。他社との差別化にも効果的です。

企画展におけるアロマの役割

ところで、企画展におけるアロマ空間デザインって、一体どんな感じなのでしょう? 美術展や写真展などはたくさんありますが、香りがピックアップされた展示会ってなかなか珍しいのではないでしょうか。

アロマ空間デザイン1

というわけで、今回ビューティ―資格ナビのスタッフが訪れたのは、東京ミッドタウンホールで開催されていた『FLOWERS BY NAKED 魅惑の花園』です。2016年7月30日~8月31日までの期間限定の展示会ということもあり、午前中にも関わらずたくさんのお客さんであふれていました! 実際12時を過ぎたあたりになってくると、子連れのお客さんが続々と会場に入って来られたので、きっとお昼から見に来たら大変なことになってましたね。

アロマ空間デザイン2

色鮮やかな花々とリズミカルな音楽、そしておいしいカクテルまで楽しめちゃうという、まさに五感で楽しむ! 体験を身をもって味わえる企画展なのですが、今回は『BIG BOOK』『LOTUS』『SUNFLOWER』『BANYAN TREE』『LIFE』という5つの空間に対し、@aroma(アットアロマ)株式会社の深津恵氏が別々のアロマをデザインしているとのこと。

深津恵氏は5年間のCA経験を経て、アロマセラピストの国際ライセンスを取得。以後、日本のアロマ空間デザイナーの第一人者として、たくさんの空間演出を手掛けています。後継者の養成にも力を注ぎ、生徒さんには「大切なのは香りが好きで、その香りを誰かに届けたいという情熱があるかどうか」であると説いているのだそう。

『FLOWER』展におけるアロマ空間デザイン

ここで会場でいただいてきた『香り演出マップ』をのぞいてみましょう。

アロマ空間デザイン3

上記の地図に、実際に使われたアロマを照らしあわせてみると、驚くべきことがわかります。例えば、観客を深い森の中へ誘う『NO.1 BIG BOOK』は、会場全体のテーマである「楽園」を最も強く感じさせる、象徴的な香りが使われています。
また、手のひらで触れるとヒマワリが次々と現れる、華やかな演出が印象的な『NO.5 SUNFLOWER』では、子どもたちに愛されるカモミールや柑橘系のハーブをブレンド。気持ちを明るく豊かにしてくれる、太陽の香りが表現されていました。
さらに、すべてのコンテンツの終着点ともいえる『NO.7 LIFE』では、個性的な香りを絶妙に混ぜ合わせることで、これまでに観客が体験してきた作品をアルバムのように思い起こさせてくれます。

深津氏も仰っているように、「香り」の魅力はそれぞれのコンテンツを通じて切り分けられるのではなく、繋がって影響し合うところにあるのかもしれません。なるほど確かに、歩いていて「あっ!そういえばさっきと香りが違う!」と気づく瞬間はあるんですが、それがいつからどんなふうに変わったかまでは、あまりに自然すぎて気づけませんでした。こうした人間の無意識というか、「なんとなくいい香り!」という部分にそっと働きかけられるのが、アロマ空間デザインの魅力なのかもしれません。

終わりに

香りについては全くなじみのなかった筆者ですが、ご覧のとおりアロマ空間を満喫して帰ってくることができました。「私は○○のところの香りが好きだった!」「いやでも私は……」といったように、一緒に訪れた友達と、それぞれの気に入った香りについて語り合えたのも楽しかったです。
皆さんもアロマの魅力を学び、視覚や聴覚とは異なるところから、空間を彩ってみませんか?

ちなみに! まだまだアロマの効果に疑問が残る方は、まずは香りの成分が有効に使われている、コスメ商品を試してみてください。本物のアロマには及びませんが、幻想的で美しい香りの世界に引き込まれること間違いなしです♪

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