色彩検定・カラーコーディネーターの違いとは。それぞれの資格講座もチェック
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色彩検定・カラーコーディネーター資格とは
色彩検定・カラーコーディネーター資格を取得すると、色彩の特性を正しく理解し、効果的な配色デザインが指導できるようになります。
暖色やネオンカラー、パステルカラーなど……明るい色合いは私たちに元気と安らぎを与えてくれますよね。カラーコーディネーターはこうした「色が人に与える心理的な効果」を、ファッション・広告デザイン・営業から、道路標識・人に見せる資料まで、幅広く役立てているのです。
オフィスでショップで、テレビや雑誌やインターネットで……あなたも世の中にあふれる色の力を、自在に操ってみませんか。
人気のベーシック検定!「色彩検定」
文部科学省の後援を受けて、社会的に「色彩の知識」の習得度を評価する基準として設けられた検定です。初心者向けの3級から上級者向けの1級、さらに2018年に新設されたUC級(色のユニバーサルデザイン級)があり、学生をはじめとする多くの人々が受験しています。資格取得後はファッション業界を中心に活躍できる他、一般職の企画販売にも役立てることができるでしょう。
色彩の道を極めたいなら!「カラーコーディネーター検定試験」
マークシート形式で色彩の知識を測る検定試験です。特にアドバンスクラスを取得しておくと、業界を問わず専門職に携わる上で非常に有利です。合格後は商品開発や企画部門にとどまらず、美容業界や建築業界など、さまざまなシーンで活躍することができます。
色彩検定とカラーコーディネーターの違いって何?
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色彩検定
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カラーコーディネーター 検定試験
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認定団体
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社会福祉法人全国
服飾教育者連合会
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東京商工会議所
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難易度
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比較的易しい
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やや高め
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方向性
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ファッション系
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プロダクトカラー系
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受験料
(税込)
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【UC級】6,000円
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【スタンダードクラス】 5,500円
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【3級】7,000円
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【2級】10,000円
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【アドバンスクラス】 7,700円
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【1級】15,000円
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一般的には、服飾系の団体が主催の色彩検定はファッション分野に強いと言われています。一方、商工会議所が認定するカラーコーディネーター検定試験は商業・環境色彩の分野で役立つとされています。以上より、ファッションの分野で活躍したい人は色彩検定を、広い範囲で活躍したい人はカラーコーディネーター検定を受験する場合が多いようです。
しかしながら、色彩のプロとして第一線で活躍している人の多くが、色彩検定・カラーコーディネーターのいずれにおいても最上級資格を保有しています! スペシャリストの道を歩んでいく場合は、学生の間に可能な限り3級を取得し、現場経験を積みながら上級の資格取得を目指すとスムーズでしょう。
- カラーコーディネーター検定試験の詳細を見る詳細
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合格率
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アドバンスクラス:50.3%
スタンダードクラス:72.3%
※2020年度結果より
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受験資格
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学歴・年齢・性別・国籍による制限はなく、誰でも受験できます。
アドバンスクラス・スタンダードクラスの併願受験も可能です。
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取得方法
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カラーコーディネーター検定の各級を受験し、合格すれば取得できます。合格者には「カラーコーディネーター 〇〇クラス」の称号が与えられます。
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試験内容
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アドバンスクラス:
アドバンスクラス公式テキストに該当する知識と、それを理解した上での応用力を問います。
- マークシート方式
- 制限時間2時間
- 合格者には「カラーコーディネーター アドバンスクラス」の称号
スタンダードクラス:
スタンダードクラス公式テキストに該当する知識と、それを理解した上での応用力を問います。
- マークシート方式
- 制限時間2時間
- 合格者には「カラーコーディネーター スタンダードクラス」の称号
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合格ライン
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100点満点中70点以上
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受付期間
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4月上旬~4月下旬、9月下旬~10月中旬
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試験日
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6月上旬、11月下旬
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受験料
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スタンダードクラス:5,500円
アドバンスクラス:7,700円
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問合せ先
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東京商工会議所 検定センター
〒100-0005
東京都千代田区丸の内3-2-2
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- 色彩検定詳細を見る詳細
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合格率
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1級:44.7%
2級:67.4%
3級:74.4% ※2019年度、合格者データより
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受験資格
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制限はなく、誰でも受験できます。
1級と2級、2級と3級は同日受験可※3つすべての級の同日受験、1級と3級の併願はできません。
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取得方法
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色彩検定の各級に合格するとその級を取得できます。
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試験内容
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1級:
3級・2級の内容に加えて、1級の内容を十分に理解し、技能を持っているかを問います。
- 1次:マークシート方式(一部記述式)、2次:記述式(一部実技)
- 試験時間 1次:90分、2次:90分
2級:
3級の内容に加えて、2級の内容を理解し、技能を持っているかを問います。
3級:
色彩に関する基本的な事柄を理解しているかを問います。
UC級:
配色における注意点や改善方法を理解しているかを問います。
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合格ライン
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各級満点の70%前後 ※問題の難易度により変動あり
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受付期間
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夏期検定(2、3、UC級):4月上旬~5月下旬
冬期検定(全級):8月上旬~10月中旬
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試験日
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夏期検定(2、3、UC級):6月下旬
冬期検定(全級):11月中旬
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受験料
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UC級:6,000円
3級:7,000円
2級:10,000円
1級:15,000円(1次免除者も同じ)
※「1級1次試験に合格し、2次試験に不合格となった場合」、「2次試験を欠席した場合」、その後2年間(2回)に限り1次試験が免除になります。ただし、その場合でも新たに受験申込みが必要です。
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問合せ先
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公益社団法人 色彩検定協会
【東京本部】
〒100-0011
東京都千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテル本館6F
【大阪本部】
〒532-0003
大阪府大阪市淀川区宮原3-4-30 ニッセイ新大阪ビル16F
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カラーコーディネーターの仕事
業種やジャンルを問わず、あらゆるシチュエーションに応じて、色彩にまつわるアドバイスを行います。ホテルやレストランの内装を担当したり、商品ディスプレイをデザインするなど、配色の専門家として活躍できるフィールドは広大です。また近年では、カラーセラピストや色彩講師をはじめとする、色彩のもたらす心理的な効果に着目する専門家も増えました。
こんな仕事ができます!
・ファッションやメイクなどをコーディネートする
・企業の商品開発・広告提案に携わる
・建築・インテリアの配色をアドバイスする
・ショップ内装・展示会などの空間演出に関わる
・街づくりのコンサルティングを行う
・その他 色彩調査・計画・管理など
カラーコーディネーターの仕事に就くには?
スクールで学んだ知識の証明として、色彩検定・カラーコーディネーター検定試験を受験し、その合格証をもって就職するのが一般的です。最近ではフリーのパーソナルコンサルタントとして独立する女性も増えてきました。
他の資格と組み合わせてレベルアップ!
色彩・カラーコーディネーター検定試験で学んだ知識は、それだけでも多彩な仕事に応用できます。しかし、本格的なスペシャリストとして活躍したいなら、こうした色彩関連の資格に加えて、その他のジャンルの資格も併せて取得しておくのが理想的です。
- 心地よい空間をカラフルに演出「インテリア建築系」詳細
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建築士、インテリアコーディネーター資格 など
インテリアの色調をまとめ上げたり、新たな建築物をデザインする上で、色彩の知識は必須と言っても過言ではありません。また、最近ではプロジェクションマッピングを使用した企画展など、色の演出を効果的に扱った手法も増えてきました。
- 独自の色使いで頂点を目指せ!「ファッション系」詳細
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JMAメイクアップ技術検定、IBF国際メイクアップアーティスト認定試験 など
雑誌やテレビに出演するアーティストのファッションをコーディネイトしたり、メイクやヘアアクセサリに差し色を取り入れるなど、あらゆるシーンで活用できます。また、デザイン性が評価を左右するネイリストにとっても、大いに参考になるでしょう。
- 社会を動かす色とりどりの歯車「IT・グラフィックデザイン系」詳細
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Webクリエイター能力認定試験、ウェブデザイン技能検定 など
ポスターやPOPだけでなく、ウェブサイト上で商品を魅力的に広告する上でも、色彩的なセンスは不可欠です。デザインにも流行がありますので、その年その年で違ったトレンドカラーを取り入れたり、新しい色の取り合わせで人々に新鮮な驚きを与えられたら素敵ですね。
また最近では、ハンドメイドやCGイラストといった趣味を充実させるべく、取得を目指す人も増えてきました。
まずは資料請求から
視覚的な印象を司る「色彩」の効果は計り知れず、今後も需要は伸び続けることが予想されています。どちらの資格を受験するか迷っていたり、試験についてもっと詳しく知りたいと思った人は、ぜひ色彩検定・カラーコーディネーター両方の資料を請求してみましょう。
- 自分にぴったりの美容スクールを選ぶには資料が必要な5つの理由

