ビューティー資格ナビ> ヘアメイクガイド> ヘアメイクアーティストになりたい人へ!知っておきたい需要と将来性
映画やテレビ、雑誌、ショーなど華やかな世界で活躍する「ヘアメイクアーティスト」。
誰もが憧れるヘアメイクアーティストですが、この記事では、ヘアメイクアーティストを目指している人や興味がある人にもわかりやすく、ヘアメイクアーティストの需要や将来性について解説していきます。
記事の後半では、ヘアメイクアーティストの職場についてもご紹介しています。
ぜひ最後まで読んで、将来の職場選びの参考にしてください!
ヘアメイクアーティストについてくわしく知りたい人はこちら>>
ヘアメイクアーティストは、2020年初頭からコロナ渦となった以降でも、需要があります。
過去においては戦時中でも、特に女性を中心に「パーマ(パーマネント)」をかけ、人々はおしゃれを楽しんでいたという出来事があったように、日本人の心の中には、「髪の毛や外見を美しく整えたい」という気持ちが多分にあります。
実際のところ、新型コロナウイルス感染症拡大のため、「緊急事態宣言」が出された2020年から、美容室・ヘアサロンなどの営業に対する特別な規制はなされておらず、オーナーの考え方や地域にもよりますが、営業を継続していた店舗が多く見受けられました。
ヘアメイクは常に新しいものが追い求められ、流行もあるため、ヘアメイクアーティストには、働ける場所がたくさんあります。
ヘアメイクアーティストには
のように条件付きの求人もあるため仕事に幅があり、需要が高いと言えるでしょう。
仕事をする上でさまざまな制約を受けた近年ですが、最近のヘアメイクアーティストは、どのような状況なのでしょうか。
顔や髪の毛を整える仕事を行う職種としては、ヘアメイクアーティストのほか、顔のメイクを行う「メイクアップアーティスト」、眉毛やまつ毛を美しく見せる「アイリスト」「アイブロウリスト」などの職種があります。
さまざまな場所で活躍しているヘアメイクアーティストはいま、withコロナの時代を受け止め、感染症対策をしながら、安心安全に業務を遂行できる術を身につけつつあります。
またイベントなども状況に応じて開催できるようになってきたため、業務自体は通常通り行われるようになってきています。
またコロナ渦となってからは、日常生活でマスクをつけることが多くなったため、新たなジャンルとして「アイメイク」に注目が高まっています。
このジャンルでは、眉毛サロンにアイリストやアイブロウリストが常駐し、業績を伸ばしています。
中でも男性の眉毛に対する美意識が高まっており、男性専用の眉毛サロンも登場し、アイリストやアイブロウリストが活躍しています。
近年の市場調査によれば、女性向けの化粧品市場は停滞気味ですが、2020年の男性化粧品市場は、2016年からの5年間で111%に拡大しています。特に男性用基礎化粧品は、前年比107%と盛り上がりを見せています。
最近は若い人を中心にSNSの発達もあり、自分自身をより良く見せることに意識が高まっています。
特に男性の間で「メイクをしてみたい」という人が増えており、BBクリームなどのヒット商品を中心に、各化粧品メーカーはさらなる男性化粧品に力を入れています。
ヘアメイクアーティストの仕事には、テレビや映画、雑誌、ショーなどのヘアメイクを担当する仕事のほか、伝統的な日本文化を象徴するような行事や結婚式などでヘアメイクをする仕事があります。
これらの仕事は継続的に行われますので、ヘアメイクアーティストは将来的にも比較的安定していると言えます。
また企業においては、状況に応じた努力が継続的に行われています。
例えばウエディング業界では、「小さな結婚式」「少人数結婚式」が好調です。
出席者を制限して、各出席者が健康で安全に結婚式に参加し、楽しめるよう感染症対策を行いながら結婚式を開催する形です。
このような結婚式のスタイルのほか、今後はイベントやショーなども感染症対策を行いながら、実施されていくであろうと予測されていますので、それとともにヘアメイクアーティストも、さまざまなジャンルの業界で必要とされると期待することができるでしょう。
ヘアメイクアーティストで美容師資格を持っている人は、カットやパーマなどができるため、万が一、イベント系の仕事が減少しても、それらの収入を補填できるスキルを持ち合わせていると言えます。
リスクを考えると、美容師資格は持っていた方が安心かもしれません。
フリーのヘアメイクアーティストであれば、複数の職場を持っていることは当たり前の業界です。
世の中、何が起こるかわからないものです。
したがって、リスク回避をしながら今後の動向を踏まえた働き方をしていくと良いと言えるでしょう。
状況に応じた利益の増やし方ができるヘアメイクアーティストは、さまざまな働き方ができ、将来性のある仕事ですが、それでは昨今のヘアメイクアーティストの就職事情はどのようなものなのでしょうか。
職場を選ぶ際には、どのような点をチェックすればよいかもご紹介します。
ヘアメイクアーティストの就職先には、さまざまな場所があります。
実務経験がない場合はアシスタントとして働くことが多いようですが、実務経験が3年程度あると、求人の幅が広がってきます。
応募条件には美容師や理容師の資格を必須とするところもあります。働きたい場所の条件を確認しておくと良いでしょう。
ヘアメイクアーティストの働き方は、主に所属先のあるヘアメイクアーティストと、フリーランスのヘアメイクアーティストに分けることができます。
所属先のあるヘアメイクアーティストの場合は、上記のような職場に所属して、ヘアメイクアーティストとして働きます。
求人に関しては、ウエディング業界や化粧品業界のヘアメイクアーティストの仕事は、少しずつ戻りつつあると言っても良いでしょう。
化粧品業界でもオンラインカウンセリングを積極的に行い、お客様がマスク無しでも相談ができるような環境を整えています。
所属先のあるヘアメイクアーティストの場合、社会保険や退職金など、福利厚生などの待遇がそれぞれの職場によって異なります。
ヘアメイクアーティストは、人が休むときに働くことが多く、勤務時間も変則的です。
これから先、長い目で見て働き続けることのできる職場を見つけるには、以下のような福利厚生や待遇に着目すると、働きやすい職場を見つけることができます。
ヘアメイクアーティストの職場では、一般的な企業で働く場合と異なり、上記のような条件が整っていない場合があります。
美容業界ではこういった状況を改善して人材を確保するため、最近では「年間休日」を増やしたり、「完全週休2日制」「慶弔・夏季・年末年始休暇」を用意したりしている職場があります。
「子育て中で土日に休みたい」などの希望がある人は、休暇制度をしっかりと確認すると良いでしょう。
また最近多く見受けられるのは、技術・接遇研修をはじめ、各種講習会、資格取得支援制度です。
例えば、ブライダルのヘアメイクアーティストとして働く場合、着物の着付けができることを求められる場合もあります。
その他、職場によっては、ネイルやエステなどさまざまなスキルを学べる場が提供されている場合があります。
将来的な展望がしっかりと定まっている人は特に、そういった待遇は利用するとスキルアップとなるでしょう。
また働くときに「服装や髪色、爪が自由」であることや「制服である」ことが、職場を決めるポイントになる人もいるかもしれません。
一般的に「服装や髪色、爪が自由」な職場は、ヘアメイク事務所やマネジメント会社、「制服や黒髪」の職場は、結婚式場・ホテル、「制服」の職場は、化粧品メーカーであることが多いです。
また美容室やヘアサロンの中には、長い爪や華美な爪をNGとしている職場もあります。
同じヘアメイクの仕事でも、働く職場によってヘアメイクアーティストの身なりは、変わります。
求人を見るときは、職場の福利厚生や待遇をきちんと知って、働き続けやすい環境を選ぶと良いでしょう。
これまでにはさまざまな美容方法が世の中に流布し、近年、美容の施術はどのようにあるべきかと問う声が聞かれます。
現状、美容師資格などを持たずに、ヘアメイクアーティストとして働いている人はいますが、これからの時代、ヘアメイクアーティストとして働くには、美容師などの資格が必要となってくるでしょう。
いまの求人を見てみると、ヘアメイクアーティストでは美容師資格を必須としている求人が多く、美容師資格があるのとないのとでは、給料に差が開いているものもあります。
ヘアメイクアーティストの多くの人がスクールに行き、アシスタントを経て、一人前のヘアメイクアーティストとして働いていることを考えると、スクールや専門学校で美容師などの資格を得る道を進んだほうが得策と言えるでしょう。
こうして考えるとヘアメイクアーティストになるためには、スクールで学び、アシスタントを経て、一人前のヘアメイクアーティストになる道が主流であると考えることができます。
アシスタントからヘアメイクアーティストとして、ひとり立ちするには、ある程度の経験が必要です。
所属先や師匠にもよりますが、少なくとも3年~5年程度はかかると言われています。
特に経験がない場合(アシスタント)の給料は、一般的に少なめです。
しかし、実力をつけて独立したり、経験が豊富になってきたりすれば、がんばった分だけ、給料で自分に返ってくるやりがいのある職業でもあります。
資格を取得して、スキルを磨いてステキなヘアメイクアーティストを目指しましょう。
*参考:理容師法及び美容師法の解釈について(回答) 厚生労働省
これまでの説明でヘアメイクアーティストになるには、スキルや資格が大切だということは、おわかりになっていただけたかと思います。
この大切なヘアメイクのスキルや資格は、ヘアメイクのスクールで得ることができます。
最近のヘアメイクのスクールでは、さまざまなタイプのコースを用意しています。
スクールごとにコース名は多少異なりますが、いくつかの例をご紹介しましょう。
具体的にご紹介していきましょう。
ヘアメイクコースは、ヘアメイクの学科や実技を中心に学びます。カリキュラムの中には、アイリストとして活躍するための技術「アイラッシュ」「アイブロウ」、特殊メイクなどの授業があるスクールもあります。
将来ヘアメイクアーティストとして、働きたい人が多く在籍しています。
スクールによりますが希望に応じて、美容師、メイク、ネイル、エステ、まつエク、色彩検定などの各種資格を取得することが可能です。
ヘアスタイリストコースは、「美容師科」などと称するスクールもあります。
「美容師」の資格取得を目指した国家試験対策を中心に、カリキュラムが組まれています。
シャンプーなどのほか、「カット」「ワインディング」「オールウェーブセッティング」*「国家試験向け学科」などを学びます。
スクールによりますが希望に応じて、メイク、ネイル、エステ、まつエク、着付け、色彩検定などの各種資格を取得することが可能です。
* カット:髪の毛を切ること ワインディング:パーマ時に使用するロッドを髪の毛に巻くこと オールウェーブセッティング:パーマスタイルの1つで、ローションをつけた髪の毛をウェーブとカールで整える髪型のこと
トータルビューティーコースは、文字通り美容系のさまざまな資格取得を目指したコースです。
ヘアメイクアーティストのほか、ヘアスタイリスト・美容師やネイリスト、エステティシャン、アイリストなどさまざまな職業を目指すことができます。
スクールによりますが希望に応じて、美容師、メイク、ネイル、エステ、まつエク、アロマ、着付け、色彩検定などの各種資格を取得することが可能です。
ビューティーコンサルタントコースは、化粧品メーカーのビューティーコンサルタントやビューティーアドバイザー、エステティシャンなどを目指している人が多く在籍しています。
メイクアップを中心に学ぶほか、フェイシャルエステや接客マナーなども学びます。
スクールによりますが希望に応じて、メイク、ネイル、エステなどの各種資格を取得することが可能です。
このコースはメイクや化粧品に興味があり、化粧品メーカーやエステサロンなどを目指す人に理想的なコースと言えるでしょう。
ブライダルビューティーコースは、ブライダルヘアメイクアップアーティストやブライダルエステティシャンを目指す人たちが中心に在籍しているコースです。
ブライダルヘアメイクのほか、ドレスについての知識やフォーマルな場でのマナーなども学べます。
スクールによりますが希望に応じて、美容師、ブライダルプランナー、メイク、ネイル、エステ、まつエクなどの各種資格を取得することが可能です。
ヘアメイクのスクールの中には、夜間コースや通信コースを設置しているスクールがあります。
働きながら学びたい人、子育て中の人など、多くの人が目標を持って、学んでいます。
昼間部で学ぶより美容師の資格取得には、少し時間が多くかかりますが、学費が安かったり、必要なカリキュラムを効率的に学べたりする利点があります。
ヘアメイクのスクールでは、ヘアメイクの基礎から、働きたい職場に合ったヘアメイクのスキルを学ぶことができます。
ヘアメイクアーティストとして、クライアントの要望通りに施術を行うには、それに見合ったスキルが必要です。
ヘアメイクアーティストは常に学ぶ姿勢の必要な仕事ですが、特に就職する前に資格を取得しておけば、自信と余裕を持って仕事に望むことができます。
資格を取得する場合は、スクールによって取得できる資格が異なるため、どこのスクールで学べばよいかをしっかりと選択しましょう。
もし、スクール選びに迷ったときは「ビューティー資格ナビ」で、さまざまなスクールをご紹介していますので、資料請求をしてみてください。
資料を見ると、スクールを簡単に比較することができます。
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