ビューティー資格ナビ> マクロビオティックガイド> 普段の生活にマクロビオティックを簡単に取り入れる方法
玄米を主食とし、季節ごとに収穫できる有機野菜などの自然食材を用いて献立を整えるマクロビオティック。マクロビオティックは動物性たんぱく質を摂取しないので、必須アミノ酸の摂取が不足しがち。必須アミノ酸は食物などを摂取して、外から体内に取り込まなければならない栄養素です。このことをふまえてマクロビオティックを上手に取り入れてみましょう。
初めに気を付けておきたいのは、長期的にマクロビオティックを取り入れて玄米菜食主義で生活するとなると、栄養素が不足する場合があるということです。普段の生活の中に、子どもなら学校給食がありますし、大人なら友人との会食もあるでしょう。玄米だけ、野菜だけしか摂らないと決めるのではなく、毎日の生活を楽しみながら、あまり縛られずにマクロビオティックを取り入れると良いかもしれません。
完全なマクロビオティックとなると、カツオ出汁ではなく、昆布出汁を使用したりします。そこまで完璧にマクロビオティックを取り入れられなくても、簡単なことから始めてみませんか?マクロビオティックで大切なことは、まず「よく噛んで食べる」こと。初めは気負わずにできそうなことから始めてみましょう。
今日からできる簡単なこと♪
毎日食べる米。白米を5分づきや7分づきのお米に変えたことはありますか?5分づきや7分づきとはいわゆる玄米の精米方法のことです。店によっても精米方法の種類は変わりますが、最近流行りの産直野菜の店に行くとたいていの店には玄米が販売されているので、その店で好みに合わせて精米してもらうことができます。その中でもお弁当などにも分づき米を用いる人には7分づきからがおススメです。見た目は白米に近く、胚芽が少し残っている状態で精米されます。
玄米はビタミン・ミネラル・食物繊維などが含まれ栄養価の高い食品です。加えて低GI食品なので、ダイエットにも最適。玄米は白米より硬めに炊けるので、よく噛んで食べることも可能です。毎日食べる米だからこそ、簡単にマクロビオティックを取り入れられるのです。
砂糖や薄力粉に関しても同様です。一般によく使用される上白糖や小麦粉よりてんさい糖や全粒粉の方が栄養価が高めです。自分好みの調理方法でカスタマイズしたマクロビオティックを実践してみましょう。
次のステップ、私にできることは?
自然に近い食品を体内に取り込むことほど、体に優しいことはありません。これらのことを実践しているマクロビオティックでは、その自然にとれた食品を「煮る」「蒸す」「炊く」の調理法で調理しますので、ほとんど油を使用せずに済み、ダイエットにもつながります。
このように玄米や野菜中心の食生活をしていると、自ずと低GIダイエットや生活習慣病予防に通じる点が出てきます。日々の暮らしの小さなことかもしれませんが、1日3回の食事、さまざまな食物をバランスよく食べたいものですね。日本の伝統的な和食がベースの「マクロビオティック」。あなたも身体の中から健康になれます!