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カウンセラーとして独立!保健師・看護師からの転職体験談

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ストレス社会と呼ばれる現代において、人々の心理を分析し支えるカウンセラー。
本日は保健師・看護師として活躍された後、産業カウンセラーへ転職された吉川淳子さんに、経験談を含め様々なお話を伺いました。

看護職からカウンセラーへ……今からでも遅くない!

--心理カウンセラーは国家資格でない分、まだまだ認知度が低いのでは? と考えている方も多いかと思います。
そんな中、吉川さんが保健師という安定した仕事から転身されたのは、一体何故だったのでしょうか。

私は企業の中で社員の健康管理を14年間していました。保健師の仕事の中心は、「保健指導」と言って社員の健康を守り、元気に働いていただくためのアドバイスを行うことです。
しかし、そこで働いていて学んだことは、「表面的な変化を促してもあまり意味はなく、その人の“気持ち"が変わらなければ実行できないし、長続きしない。」ということでした。中には10年以上、毎年同じ人に同じような話をするといったケースがあり、例えば、私と話した後は一旦減量に成功しても、その後すぐに運動をやめてしまって、体重がもとに戻ってしまう、といったこともありました。また、長い会社経験の間には、心の不調でお休みする方を対応することがあり、“心のケア"の大切さを知るとともに、“人の心"への関心が強くなったので、心理についての勉強を始めました。

--そうでしたか。以前とは異なる分野への転向ですが、どのように心理学を勉強されたのか教えてください。

職業柄、メンタルに関する研修や勉強会の情報は入手しやすかったので、研修会に積極的に参加しました。その度に「理解する」という満足感は得られたのですが、企業内保健師という立場では、意外にも得られた知識を活用する機会が少なかったため、資格を取って心理カウンセラーとして働きたい! という思いが日ごとに強くなりました。
しかし、フルタイムで働きながらの資格取得なので、時間のやりくりには大変苦労しました。日曜日も講習に通っていたので、子供を休日保育に預けて講習が終わるとすぐに迎えに行き、帰って食事の支度などを済ませ、そして翌日からまた会社に向かう……という生活を8か月間ほど続けました。
もちろん試験勉強の時間もほとんどありませんでしたが、試験に出そうなポイントを単語帳にまとめて、通勤途中のわずかな時間に必死で覚えました。
合格率は60%と言われていましたが、合格した時は本当にホッとしました。不合格でもう一度、というのは家族に申し訳がなく、とても考えられませんでしたからね。

新たな世界へ! カウンセラーの仕事の魅力

--素晴らしいです! どんなに忙しくともためらわず、前向きに挑戦する吉川さんの姿勢が、資格取得という結果に結びついたのですね。
そんな数々の苦労を経て転職された、カウンセラーという仕事の魅力について教えてください。

はい。資格を取得した後に企業を退職し、独立してからすでに2年がたちました。現在は契約の仕事で、面談、電話相談、メール相談などを半年に100件くらいさせていただき、とてもやりがいを感じています。
心理カウンセリングと聞くと、「悩みを持った方がカウンセラーに聞いてもらい、アドバイスを受けて楽になること」だと思われがちですが、実はカウンセラーの方もたくさん学ばせていただいているのです。
その方の人生のドラマを聞かせていただき、その人の生き方や考え方を知り、解決策を一緒に一生懸命考えることで、カウンセラー自身も成長しているのです。
電話の向こうでずっと泣いていた方が、最後には明るい声で「楽になりました。どうすれば良いかわかってきました。ありがとうございます。」と言ってくださるととても嬉しいです。転職して良かったと思います。やりたい仕事ができるって幸せですよね。

--おっしゃるとおりです。では、カウンセラーとして働く上で、吉川さんが大切にしていることはありますか。

相談者の方とお話しする際に、私は真っ白なキャンバスのような気持ちで向き合うようにしています。何回もお会いしている方でも同じです。もちろん前回までの情報は頭の隅にありますが、今日はどんな状態でどんな話がしたいかな、と真っ白な状態からカウンセリングを始めます。これを怠ると、会わなかった期間のその方の変化にも気づけません。
そして私の最大の強みは、たとえご本人があきらめてしまっても、私は絶対にあきらめないことです。なかなか楽にならなかったり、答えが見つからなかったりすると、ご本人は焦りが出たりあきらめたくなってしまいますが、私はその方が持っている力を信じて、元気づけたりしばらく待つようにしています。幸せになりたい、という気持ちを持たない人は一人もいません。必ず変われるのです。

--ありがとうございます。最後に、カウンセラーを目指している皆様へメッセージをお願いいたします。

私は40代で子育てをしながらフルタイムで働き、資格を取りその後転職しました。大変ではありましたが、自分のやりたいことを実現するために、周囲の人に協力してもらい、頭を下げることを惜しまず必死に勉強しました。時間は足りませんでしたが、倒れるわけにもいかないので生活にメリハリをつけて勉強時間を捻出しました。
心理カウンセラーは、何歳からでも挑戦できる仕事だと思います。何年も学校に通わなくても良いのです。人を支えたい・幸せにしたいという気持ちが一番大切です。
心理カウンセラーは今後需要が高まる職業だと思います。ご一緒にひとりひとりを幸せに、世界を幸せにしていきませんか?

--これからのご活躍を楽しみにしています。本日はお忙しい中、ありがとうございました! 

[取材協力]  カウンセリングルームシリウス
公式ブログ:http://ameblo.jp/sirius-56/

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